2022/08/25 19:27



焼き芋は栄養価も高く、赤ちゃんに離乳初期から食べさせてあげられるだけでなく、その後の中期、後期、完了期でも食べれる、ママにとっては便利な離乳食の食材です。


赤ちゃんの成長は驚くほど早いです。母乳や育児用ミルクの時期が終わりに差し掛かってくると乳汁だけでは栄養が不足するようになります。この時期が離乳です。


ただ、離乳食と言ってもたくさんあり、何から始めたらいいか迷ってしまいますよね。



焼き芋はいつから離乳食としてあげれるの?

離乳食初期の5~6か月の時からOKです。離乳食を何から始めたらよいか悩んでいる方はぜひ、焼き芋からスタートしてみてください。


添加物なし

さつまいもを加熱することで出来上がる焼き芋は、調味料も保存料も何も使いません。ただ焼くだけなので、赤ちゃんの健康に心配な添加物はありません。


栄養豊富

離乳初期の赤ちゃんでも消化吸収のしやすいデンプン質をたっぷり含んでいるため、主食としての活躍もできるほどです。


食物繊維

大人用の主食としても、満腹感を創出するさつまいも料理は注目を集めていて、じゃがいもの約3倍の量を誇ります。

さらに、食物繊維は加熱することで焼く1.6倍増えるのです。離乳食が食べれる時期になったからとはいえ、赤ちゃんでも便秘の症状が出ることはありますが、腸内環境を整えてくれる、食物繊維の多いさつまいもを食べていれば、その心配も低くなります。


ビタミンC

焼き芋には、風邪の予防にも最適なビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは火に強いので、焼き芋だと減りませんが、水には溶ける性質があります。焼くのがベストです。



焼き芋はどこで買う?スーパーはOK?

焼き芋といえば、屋台やコンビニ、ドン・キホーテ、最近ではスーパーなどでも焼き芋機が置かれて売られています。

これらの市販の焼き芋は調味料や保存料はもちろん使用せず作られているので、添加物が入ってる心配もなく、基本的に赤ちゃんが食べても大丈夫です。


「幼少期の子どもは一日中面倒を見なくてはいけないということもあるので、さつまいもを購入して、家で焼き芋を作る時間がないことが多いので、最近では通販サイトで冷凍した状態で売っている焼き芋を買って、大量に家で保存しています。」(5か月の赤ちゃんのママ)


「家の近くに焼き芋機のあるスーパーがあるので毎回買っています。大きいサイズで売っているので、子どもだけの分としては大きいので、残ったものは自分のおやつにしたり、飼っている犬に食べてもらったりもしています。」(5か月の赤ちゃんのママ)



焼き芋の保存方法

スーパーでさつまいもを買って家で焼き芋にしたり、焼き芋をそのまま買ったとして、乳幼児のご飯の量は限られているので、どうしても余ってしまいますよね。いくつか保存方法を紹介します。


1食分に分けて冷凍保存する

焼き芋をペーストやマッシュ上にした場合、1食分ずつで冷凍保存がおすすめです。必要になった時に余分に解凍しなくて済みます。


「とにかく離乳食を作るときの手間をなくしたいので、小分けに冷凍することで、ひと手間が楽になります。」(7か月の赤ちゃんのママ)


そのまま冷凍保存

スーパーなどで買ったさつまいもを調理せずそのまま保存する場合は、ラップなどにくるんで、乾燥をまずは防ぎましょう。1回使用する分ごと切って保存するのがおすすめです。賞味期限は冷凍であれば、1か月ほどもちます。


常温保存の賞味期限

乾燥しやすいため、夏場は2~3時間、涼しい日は半日くらいが目安です。

冷蔵保存する場合は、熱が冷めたらラップに包んで、冷蔵庫で保管しましょう。

それでも、2~3日程度しか持ちません。


焼き芋の皮は食べれるの?

皮はしっとりして食べやすいこともありますが、食物繊維の消化の負担になってしまうこともあるので、避けておくのが安心です。



焼き芋の量と固さの目安

離乳食初期(5~6か月)

量の目安:15~20g/1食

固さ:ペースト状

注意点

皮の焦げ目は避けましょう。裏ごしした後は、湯冷ましなどの水分を加えて食べやすくするのがベストです。


離乳食中期(7~8か月)

量の目安:20~30g/1食

固さ:舌でつぶせる状態(豆腐くらい)


注意点

皮の焦げ目の部分を避けましょう。湯冷ましなどの水分を加えると食べやすくなります。


離乳食後期(9~11か月)

量の目安:45g/1食

固さ:歯ぐきでつぶせる状態(バナナくらい)


注意点

外側の固い部分は避けましょう。


離乳食完了期(12~18か月)

量の目安:50~55g/1食

固さ:歯ぐきで噛める状態(肉団子くらい)


注意点

子どもが口にたくさん入れると、喉に詰まらせてしまうこともあるので見守りながら食べさせる。


焼き芋を使った離乳食レシピ


離乳初期

焼き芋のペースト

焼き芋の皮を除いて実を裏ごしし、ペースト状にします。


■ワンポイントアドバイス■

さつまいもにお湯やミルク等水分を足してなめらかにするとさらに赤ちゃんがゴックンと飲み込みやすくなります。


離乳中期

焼き芋の7分粥

ご飯をお湯やミルクと一緒に煮込んで七分粥を作ります。つぶした焼き芋を混ぜて出来上がり。


■ワンポイントアドバイス■

焼き芋は口の中に入れた時に、赤ちゃんが舌で簡単に押しつぶせるくらいが目安です。


離乳後期~完了期

焼き芋のサンドイッチ

ペースト状にした焼き芋を、ミミをきった食パンで挟んで完成です。この時期になるとつかみ食べを始めるのでおすすめです。


■ワンポイントアドバイス■

食パンにはさんだ後に、ロール状に巻いてあげるのも良いです。


焼き芋のおやき

焼き芋の皮をむいて、水切りした豆腐とまぜます。これを一口程度に丸めて、油を使用せずに焼けば完成です。少し野菜などを混ぜてみて、この時期から野菜の味に慣れさせるのもおすすめです。


■ワンポイントアドバイス■

生地が柔らかすぎると思ったら、お好みで片栗粉やホットケーキミックスを混ぜてください。


まとめ

今回は、「いつから焼き芋を赤ちゃんが食べ始められるか」についてまとめました。焼き芋は離乳初期の段階から様々な形で、赤ちゃんのご飯に取り入れることができそうです。赤ちゃんが喜ぶようなごはんをママは作ってあげたいですよね。今では時期関係なく、焼き芋が買える時代です。ぜひいろいろなレシピをトライしてみてください。